会長挨拶

  北海道公立学校事務長会 会長 岩間  淳 


 本会は、全道の公立(道立及び市町村立)高等学校、特別支援学校及び中等教育学校全281校の事務長により構成され、学校事務及び事務長の職務等について調査及び研究を行っています。会員の研鑽や情報交換を通して、学校教育の進展に寄与することを目的とし、その達成のために学校の管理運営や事務長の職務職制、会員の資質向上に関わる調査研究を行い、また、人事、事務室の円滑な業務推進に関わる事項などについて関係機関に対し各種要望活動等を行っています。

 近年では、教育改革や行財政改革が急速に進展する中、事務長を含め事務職員にも学校運営への積極的な参画が求められています。そして、校長の経営方針に基づく特色ある教育活動の実現に向け、事務・財務の専門スタッフとして学校経営の一翼を担うことが期待されています。

 現状を見てみると、公立の高等学校や特別支援学校には事務室があり、管理部門として学校経営の一翼を担っています。

 一方、学校運営への積極的な参画について考えてみると、それぞれの学校現場においては限られた教育資源の中で効率的な学校運営となるよう、事務室の人員・体制を考慮し、「事務と教務のどちらが担当したほうが効率が良いか」という視点で調整が行われ、現在の形に至っているのであり、これからも適時調整しながら、積極的な参画を目指していくことになるでしょう。

 いずれにしましても、学校教育目標の具現化のために事務室がその役割を積極的に果たすことが重要です。そして、各人が事務室の役割を理解し、その役割を果たすために求められる自分の役割を自覚し、事務室メンバー全員が一体となって行動していくことが、学校運営への積極的な参画につながるものと考えます。

 終わりになりますが、本会は、今後とも全国の仲間と情報を共有し、調査・研究を進めるとともに、関係機関と連携・協力して、一つひとつの課題についてきめ細かくかつ迅速に解決に向けて取り組み、学校教育の進展に寄与する活動を進めて参ります。

 このホームページをご覧の皆様には、これまで以上に本会の活動に対しまして、ご理解、ご支援をお願い申し上げます。